画像AI診断を使って

2024.12.08

当院では胸部X線画像診断にFUJIFILM社のAI診断CXR-AIDを取り入れております。

使い始めて10ヶ月になります。実際に使用してみて、感想は

  1. 自分が「異常なし」と判断した時に、AI診断も「異常なし」だと自分の判断が正しいのだという確信が持てること。
  2. 自分が「異常あり」と判断した時は、必ずAI診断も「異常あり」で、指摘部位がほぼ一致しており、再度自分の眼で異常陰影の性状について過去画像と比較検討し、精密検査が必要な陰影か決めることができること。
  3. 自分が「異常なし」と判断した時に、AI診断が「異常あり」で指摘部位が示された場合は、再度自分の眼でAIが異常とした指摘部位を確認し、この場合も異常陰影の性状について過去画像と比較検討し、精密検査が必要な陰影か決めることができること。

以上のような状況です。

やはり画像診断にはAIがなくてはならないものになりつつあるというのが実感です。

野本一臣